クソアニメを見よう(提案):異世界チート魔術師
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
最近タルコフ熱も治まって何もない日々を過ごしております、墨鵺(すみぬえ)と申します。
ゴールデンウィークに向けてsteamで新ゲーム漁りでもしましょうかね、PCパーツの更新もやりたいですねぇ…。
夏のボーナスはPC周りの強化をやりますかね。
てことで、クソアニメ、見ますかぁ…。
さて今回は!前回予告の”チート”でいきましょかぁ!
※私個人の感想が大量に含まれます、鵜呑みにせず自分の目で確かめましょう!
※ネタバレを含みますので、未視聴な方はご注意ください!
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Amazonプライム君のレビュー
多分本作で一番面白いのがこの画像
ちなみに「魔術師」と書いて「マジシャン」と読みます
”卍いせかいチートマジシャン卍”
原作や歴史
公式サイト様:http://isekai-cheat-magician.com/
2012年4月より「小説家になろう」にて投稿開始、2021年1月までに7章22話(217話)まで投稿済み。定期的に一括更新しているようですね。
2013年6月より「ヒーロー文庫(主婦の友社)」にて書籍化。2021年2月現在で14巻まで発刊済み。
2016年12月より「月刊少年エース(角川)」にて漫画版が連載開始、2021年2月現在で10巻まで発刊済み。ギャグマンガもあるらしいぞ!
2019年7~9月にテレビアニメが放映。
アニメーション制作は『エンカレッジフィルムズ』。ゴンゾから分裂する形で設立されたスタジオで、「メルクストーリア」を制作した会社ですね。「蒼の彼方のフォーリズム」などの制作協力もしている会社です。
主な登場キャラ
今回も例に漏れず公式サイト様から参戦!
チート太郎
主人公さんな高級チーター。規格外パゥワーの持ち主らしいが、扱いこなしてるわけではないらしい。加速チートやらを使うがチートに振り回される憐れなFPSゲーマー。
絵に描いたような朴念仁、これは努力義務なのでしゃあないところもある。
チート花子
太郎に続く高級チーター。メインヒロインを務めているらしい。
太郎よりインテリ◎、恐らく”例のKANSENゲー”の重桜開発Ⅱにいる化物艦は関係ない。妙に肩が強そうな印象を受ける御方。
エルフの剣士
攻撃力1400ありそう。太郎と花子の先輩的な立ち位置のお方。
非常識人しかいないクソゲーの中で数少ない常識人。お労しや姉上…。
お師さん
超一流の非常識人にして、エルフの剣士ご一行のぐーたらお師匠様。
なんか太郎達よりチーター臭がする、ハイドの民か?
エヘってなんだよ!
この非常食はそんなこと言わない。
太郎の周りをウロチョロしたりからかって遊んでいる人、太郎をアホゥ呼ばわりして事実陳列罪で逮捕される。
最終話での展開、予想できない雑魚おりゅ?
12話しかない割に登場キャラが多いので、ここいらでおひらきですわよ
大まかなストーリー
オススメパート:全話
本作の魅力は全話で徹底されておりますので、全話オススメです。ちゃんと全部見ましょう!
1話:異世界テレポート
ELSクアンタみたいな感じでテレポート、太郎と花子が巻き添えに。
随分と簡単に命を賭す太郎君、武士道のインストールが早すぎる。
☆を付けるだけで途端に淫夢臭くなるのつれぇわ…。
太郎と花子、やはりTUEEEだったらしいって話。知ってた。
2話のBパート道中で「俺達の戦いはこれからだ!」してる、+8.10点。
ちなこの1枚絵で10秒くらい使うらしい。ミスター尺稼ぎの称号をゲットです。
4,5話:覚醒太郎と戦争準備編
遂に太郎君が覚醒、体光ってるし”光りし者”だった説が出てくる。何か分からない人はFalloutで検索してみよう!
ガンダムもよく光るしマージでこれは怪しいなぁ!?
そして太郎君達とは関係無しに次の多々買いな気運が蠢動するのでした。
6,7話:妖怪大戦争Part.Ⅰ
開戦!そして案の定巻き込まれる太郎㌠!知ってた!!
しかも太郎さんのお知り合いも巻き込まれてしまいます。疫病神か何か?
大して感情移入出来ないけどキレ太郎先輩がドランゴ先輩に殴りかかったりする回。OP回収やね。
8~10話:王都カチコミと妖怪大戦争準備
こいつらいっつも戦争してるな。
王都に量子テレポート使いがいるらしいのでカチコミに行くお話。ちなみにせっさんは本作には登場しません。そして買収される情けない太郎君。
花子の身柄が掛かると途端に強くなる主人公みたいな太郎君が見られるのはここだけ!お得!!
そして次の大戦争が開戦待ったなしの様子らしい。また巻き込まれてて草です。
11,12話:妖怪大戦争Part.Ⅱ
戦の時間だぁ!しかも今回は開幕ぶっぱを任せてもらえたぞ!!やったね!!!
あっちこっちで血生臭い状態ですが、禁断の魔法も発動しちゃって大変だねっ☆って感じ。そして非常食がランクアップエクシーズ、閉廷!
そして感動のエンディングへ…
所感・感想
久々に現れた真正のゴミクズ
ちなみに褒めています、ゴミクズが誉め言葉になる世界線なんすよ。
どっちつかずになりがちなクソアニメ界隈に喝を入れた傑作です。
まぁ全く面白い要素はないのでアニメ的には駄作なのですが…
どこがどう駄作なのかは後述するとして、
本作をサクッと評すると、
「徹頭徹尾つまらん」
「中学生時代に考えてた俺TUEEEのリメイク」
「カッコよさそうなセリフ言わないと死んじゃう病」
こんな感じですかね。
本作のいいところ
①OPは”ガチ”
「MYTH & ROID」がOPを担当しています。ここだけ見れば勝ち確みたいなもんですわ、やったね。
しかもOP制作に定評のあるエンカレッジフィルムズですからね、これは優勝コンボだわ。
実際OPの出来栄えはとても良いですね。本作の高評価は大体ここに集約されています。
ちなみに自分はこのことを勝手に「遊戯王アークファイブ現象」って呼んでます。
OP見たら本作は9割8分くらい見終わったも同義
②作画班は安定してる
特に壊れるシーンもなく、最初から最後までしっかりしています。体のバランスが奇妙なことになる箇所はちょっとあったけど。
それが普通?普通じゃないアニメばっか見てるんすよ、このブログ。
③ノルマ達成
- 主人公がなんやかんやあって異世界へ転生する:する(正確には転移)
- 転生先の異世界でめっちゃ強い存在になる(される):なる
- 誘われるかのように女の子が登場する、もちろんベタ惚れ:最初からしている上に向こうでもPOPする
- 基本主人公はどういう性格・行動であれ「いい人、優しい人」と評価される:評される
- 求愛は基本:される、なお朴念仁
- 2期もイケますよ!と匂わせて放送終了:俺達の旅はこれからだ!(完)
④アレの香りを感じる季節
中二病御用達な例のアレ、「ディエス・イレ」の香りを本作からは感じます。
特に4話とか10話とか、殴り合い宇宙してる時にその波動を感じましたね。あのシーンだけはガンダムじゃなかった。
ちなみに全然関係ないですけど、ニンテンドースイッチでもディエス・イレ発売してるらしいすね。みんなもちゃんと買ってプレイしましょうね!
⑤言うほど高級チートじゃない
太郎も花子もめっちゃTUEEEみたいなノリで全話進むんですけど、そこまで高級チートって感じでもないんですよね。
ただ格安で簡単検知・BANされるタイプでもない、ちょい高級チート?みたいな感じ。伝われこの想い。
こっちの2人のほうが圧倒的に強いしカッコいいしよっぽどチートなので、こっちの2作を見ましょう。
異世界チート魔術師?こんなん気が狂わない限り見なくていいです。
ちなみに「BASTARD!」と「RAVE」って検索すればいいんじゃないかな。
本作のわるいところ
①なろうのお手本
まぁ良くも悪くもお手本みたいな出来になっちゃいましたね。
イキッて無双してジャンケンポン!って感じ。
主人公以外の人間は低IQ!って感じ。
なろう原作って時点でまともな評価を受けられない昨今ですが、こういう作品が蔓延してる場所から出てくるわけなのでまともなわけないんですよね。
謙虚と傲慢が混ざっているのを普通とは言わないんですよ。
②既にある程度発掘された遺跡の再訪問
なろう系って既にある程度ジャンル掘りされちゃってるのも事実だと思うんですよね。
その中で同じようなものを作ってもまぁ同じ感想しか出てこないですわよ。弥生時代の土偶も手の長さが違うからってそこまで面白いモノでもないですし。
そんな中でスマホ太郎やら孫太郎の意思を受け継いでもしゃあないべ。
オリジナリティ部分もペアでテレポートってくらいなわけですし、戦う土俵が荒土状態なのは悪評への第一歩ですよ。
③まとわりつくパクリ疑惑
これ言ったらなろう系は終わりなんですが、何かしらのパロディかパクリが入りますよね。
個人が適当に作った作品だし仕方ないよね。
ちなみに本作からは「ヴィーナスブラッド」のパロ臭を感じました、特にキャラクターのデザイン方面。ネーミングは「Fate」とかの神話系からかな?お話は「エターナルファンタジー」「供犠姫」とかから引っ張ってきてそう。
検索はしないほうがいいんじゃないかな。
ディエス・イレはいいところなのにこっちは悪いとか言ってて矛盾感じる。
④のうきん11話構図失敗
おいおい爆笑必至の面白構図もしないのかよこの駄作。
ちなみに本作の11話ラスト構図は「禁断の魔法を使ってゾンビ軍団を作るZOY!」でした。わりと斬新でしたね、どっかの魔王みたいな骨が8話くらいでやってた事実を無視すれば。
まとめ
なろうの世界は過酷溢れる救いのない場所だからね
ナイチンゲールでも匙を投げそう
ラーメンで例えるなら「骨董品屋に置いてある謎のカルタ」ですかね。
500円くらいで売ってそうな、古ぼけた紙のアレ。
クソグラフ君
最底辺じゃないかこわれるなぁ…
本作と「バーチャルさん」の2強体制が整いました。対面には「リトライ!」と「あすか」がいますね。
改めて見るとこれヤベー作品しかなくて草なんすよね。
そしてギャグ系クソアニメが少ないですね、ちょっと意識してみましょうか。
さて、そろそろ限界を迎えてまいりました。
いかがでしょうか。久々にクソなアニメを見れて興奮した疾病者も多いのではなかろうか。
ホントひっでぇ作品なので1度は見たほうがいいですよ、誰も救われないけど自己責任で。
そういえば酷評されてたFGOキャメロット映画、後編が5/8から公開らしいですよ。
前編から盛り返すのか、落ちるところまで落ちるのか、はたまた絶妙なラインを攻めてくるのか…?
楽しみですね、実に楽しみだ。
映画前までには他の作品も紹介したいところさん。
てことで次回は”2”か”100”にしましょかね。
ひどさで言えば”100”のが格上と言ったところでしょうか。
それではちょっと短いですが次回でお会いしましょう。
いじょっ!おやつみ!!