墨鵺のブログさん

墨鵺(@suminue2)が見たアニメとかを簡単に紹介するところ

【番外編】クソ?アニメ映画を見よう(提案):えんとつ町のプペル

 おはようございます、こんにちは、こんばんは。

 

 最近、有給休暇の消費を上司にたかられている墨鵺(すみぬえ)と申します。

 どうやら部下の有給消費量が管理職のステータスになってるらしいですね、ワイも仕事をサボタージュできてwin-winです。

 

 さてさて、有給休暇を取るのはいいのですが何もしないのももったいない。お魚釣りに行ってもいいですが遊漁船は朝イチからが基本。夜便に乗るにしても要予約。

 んー折角ですし話題の”あの”映画でも見に行きましょうか!

 

 てことで番外編、あの映画を見てきました!

 ちなみに今回は現在上映中の作品ですので、下の赤字ちゃんと読んでから下に読み進めてくださいね!キモオタとの約束だ!!

 

※私の感想が大量に含まれます、鵜呑みにせず自分の目で確かめましょう!

※ネタバレを含みますので、未聴な方はご注意ください!

 

 

 

 

 

 

 

えんとつ町のプペル

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 全国の映画館にて好評上映中!
 

 

 

 

 

クソアニメ町のモクジ

 

 

 

 

 

原作や歴史

 公式サイト様(映画):https://poupelle.com/

 2016年10月に幻冬舎より絵本が発刊。2012年10月・2020年1月に舞台化。

 2020年12月よりアニメ映画が上映開始。

 アニメーション制作は『STUDIO4℃(スタジオヨンドシー)』。この会社は「魔法少女隊アルス」とか、映画「海獣の子供」などを制作した会社です。

 

 言われればそんな雰囲気あるアニメでしたわ

 

 

 

 

 

主な登場キャラ

 なんと公式サイト様のほうで相関図まで用意してもらっています。

 ここは素直に感謝^~ですね。

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 ん?あれ??

 

 

 まぁ後述しますか、とりあえずキャラクター紹介だ

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プペーラいつもありがとう!

 ユニバーサル大回転しろよ、おうあくしろよ

 本作のメインキーパーソンにして一番謎の生物。間違いなく人間ではないが、にしては心優しい博愛主義者。

 主人公の親友。手先が器用。

 

 

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 主人公だろ?(EMプトレノヴァインフィルーラーフレシアでフィールドロックしながら)

  本作の主人公にしてプペーラの親友。ビッチなんて名前だが性差別作品ではないのでお子様にも安心安全設計。

 帽子が似合うハット君。えんとつ清掃員だが高所は苦手らしい。ラストの活躍は根性入ったイケメンにランクアップ。

 

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僕だ! ???「ブルーノ!お前だったのか…」

 公式サイト様のほうで絵本の全編が見れたりするのですが、それを加味すると本作の悪いところ1個追加ですわね。

 映画見ただけで気付け?無茶を言うなブルータス。

 紙芝居屋を営んでいたが、何故か失踪した模様。

 

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アンチの皆さま

 アンチ君たちを摸倣して作られた悪意マシマシの”敵”。本作はそういう作品じゃないですけども、どうにもそう見えてしまうのは私の心が穢れているからか。

 

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地味に超重要人物

 本作のキックスターターにして起承転結を司る泥棒、彼がいなければこの作品は成り立たなかった。

 どっかの自称女神な大道芸人に傅く下着泥棒で死ぬのが趣味のKUSOZAKOマゾヒストとは格が違うと言ったところか。

 …んーこれは悩みどころ。

 

 

 他のキャラクター達も活躍しますが、あんまり数出してもアレなので…

 

 

 

 

 

 

大まかなストーリー

 オススメパート:全編

 101分の映画ですので前中後でまとめていきますわゾ

 

 

 前編:ボーイ・ミーツ・ガラク

 開幕からやってくれるな、ロンド=ベル!

 オープニングと同時に現在の月日を解説する手法、+19DKP(デルフィンキルポイント)です。

 

 オープニング終了と同時に邪険に扱われるプペーラ可哀想、そして主人公ハット君が運命の邂逅。悪臭も気にしない紳士の鑑。

 ハット君はパッパから聞かされたお話、空に浮かぶお星さまのことをプペーラに話すのであったーーー。

 

 中編:大いなる破局(全体100万ダメージ)

 マジかよよわバハ最低だな。ちなみにバハムートなんて登場しません。

 ひょんなことからプペーラはハット君から秘密にしておいてほしいと言われていたことを打ち明けてしまい、それがハット君も知るところとなります。

 羞恥心からか、不幸にも黒塗りのプペーラに突っ掛かってしまう。ハット君をかばい全ての責任を負ったプペーラに対し、ハット君が言い渡した示談の条件とは…。

 

 ちなみにプペーラがやたら悪臭を放つのは理由があるらしい。

 その理由を知った時、後編への道が拓くのであった!!

 

 後編:何の光ぃ!

 星を見るため、空を覆う煙に対し核攻撃を仕掛けるお話。ちなみに核兵器なんて登場しません。

 高射砲ではなく、煙の中で自爆するというKAMIKAZE仕様。

 えんとつ町の秘密を知り、最終局面でハット君が”漢”を見せ、プペーラの正体が明かされるシーンは溶鉱炉に親指を立てながら沈まなければなりません。

 

 エンディングでは世界・未来へと進むえんとつ町の皆さま、大団円で完結。

 

 あれ?まともな作品なのでは?

 

 

 

 

 

 

所感・感想

 名作と言えば名作、クソと言えばクソ

 

 本作は本当によく練られて完成した逸品です。今まで本ブログで取り扱った作品たちとは一線を画すネオシール系ウンチ💩

 ちなみに本ブログの今までの作品はただの下痢💩ですね、お話になりません。

 日本アカデミー賞を受賞したってだけはあります。

 

 が、本作は悲しいことに音の出るゴミとか見る洗脳装置とか言われちゃってます。実際そっちもよくわっかる

 

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 それら両方の意見を加味してサクッと評価するならば、

 

「作品自体の出来栄えは素晴らしい」

「あくまで子供向け、シナリオはご愛嬌」

「原作者のことを忘れれば名作、知れば駄作

 

 こんな具合でしょうか。

 良いところも悪いところもひっくるめて善悪イクゾー!

 

 

・本作のいいところ

 

①アニメーションの出来は流石の一言

 このアニメーション、全体を通して非常に高クオリティを徹頭徹尾維持できています。ふざけた作画崩壊もなければ、謎SEもない「やさしいせかい」です。いや迫力はあるので「やさしい」わけではないのですが。

 

 ちなみにこの前見たFGOキャメロット前編の映画が30点とすれば、こっちは150点くらいは出していいでしょう。

  これ、見終わった時はまぁ…って感じだったけど、今思い返すとひっでぇ作品でしたね。後編で盛り返すか落ちるとこまで落ちるか、見物です。

 次第によっては本ブログで取り扱うかもしれません。

 

 

②子供に見せても良いタイプのアニメ

 子供にも安心して見せられる!というかそういう層をターゲットにしてますよね、本作。クラウドファンディングの参加者様一同が公式サイト様で見られるのですが、そういう方々ばっかですし。

 ちょっと難しいお話も入りますが、その辺りはパッパやマッマが補完教育してあげればよろし。

 「友情・努力・勝利」を体現していますし、裸エプロン先輩が倫理的にNGでもこっちならいいんじゃないですかね?

 

 

プペーラの心優しい姿は醜い自分には眩しいZE!☆

 友人をかばったり、どれだけけなされても折れないところは素直に眩しいですね、自身を犠牲にしてでも友人を想う姿は立派です。

 自分も、学ぶところがあるんとちゃうんかな…。

 

 ♥こっからガッツリネタバレしていくので気を付けてね♥

 

 

 

 

 

 

 

 プペーラの正体がパッパだという話、この映画のオープニングと繋がっているうえ、実に分かり易くていいですね。下手に手を込んでないのが逆に伝わりやすい。

 またクラスメイトもハット君と同じように、思うが声に出せなかっただけだと言うのも風刺画として分かりやすいですね。子供ながらに羞恥心を持つ世界ってのは今の日本を憂いているんでしょう。

 

 

④クソ強い掃除屋の方々

 最終決戦にて、自警団のような異端審問官相手に五分五分の戦闘を繰り広げるえんとつ掃除屋。なにこのひとたちつよい

 場慣れした傭兵だったとしても不思議じゃないわね…

 

 

 

 

・本作のわるいところ

 重箱の隅を楊枝でほじくってその楊枝をガトリングに詰めるンゴ

 

 

①結局プペーラは「何」だったのか?

 絵本版と合わせて考えても結局何だったのか不明ですよね。映画ラストとかから考察するとウルトラマンになりそうで私の脳足りんが全力疾走です。

 もしくは「遊星の使者」?でもヴィナスにしばかれたわけでもないし?

 ハロウィンの奇跡、と呼ぶには割と長い時間滞在してましたね。お盆よろしくちょっとしたらお帰り願いたいのですが!

 

 ついでに船をお呼びになられたのも説明が欲しいですよね。息子のためを想った超パゥワァですか?

 考察でよければ、多分心臓パーツとパッパパワーと息子への想いが共鳴したことでプラズマで説明できる系超能力の類いですね。

 わけわかんねぇだろぉ!ヒエヒエ~イ!

 

 

②ブルーノは一体何がしたかった?

 絵本版によればブルーノはえんとつ町唯一の漁師で、冬漁にて海に還ったことになっております。映画では海に落ちた(落とされた)ことで他界しています。

 そしてこっから本題、息子は親父が何者か知らなかったんですよね。後編の船の辺りで察しがつくかと。

 つまり親父は世界のことを知っているにも関わらず、息子に事実を”あえて”伝えないままにしていたんですよね。何故?

 まぁおさがりの知識で満足されちゃいけねぇ!とかあったのかもしれないですが、そんな台詞の一つもなかったですわよね?

 そして母親もそれを知らなさそうなんですよね。というか親父が元漁師ってことすら知らないんか?と思える言動をしています。

 

 絵本版と映画版で世界線が違うとすれば紙芝居が何だったのか説明つかないんですよね、頭が痛くなるお話ですわ。

 

 

③そもそも何故中央銀行がここにいる?

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 相関図の右下のほう、これによれば中央銀行の組織ですよね。えんとつ町を統治してるって書いてます。

 

 そもそも舞台となるえんとつ町は中央銀行から逃れるために作られた町だと映画の中でスコップ君が語ってくれています。ご丁寧に何故逃れる必要があったのかまでしっかりと解説付き。

 まぁけむに巻くために「噂話」って保険かけてましたが

 

 しかしこの相関図ではえんとつ町敗北エンド迎えてますわね。

 もしかしたら250年の中のどっかで攻撃・占拠されたんでしょうかね?

 

 そして一番不思議なのが、中央銀行が嫌っている貨幣が、中央銀行統治の元で流通しているんですよ。嫌なら止めればええじゃん。

 というか、逃れた連中をえんとつ町に閉じ込めておく理由イズ何?世界の事実を知ることを拒む辺りも理由がマージで見えない。

 

 

④原作者の想いが詰まった迷作

 キンコン西野と言えばファンもアンチも多数抱える大御所ですわね、そんな人が思っていることが詰まったのが本作。

 

 ぶっちゃけ子供向けにしては妙に重たい話をするんですよね、貨幣価値やら邪魔者を殺害したかのような素振りやら邪険に扱われるのが妙にリアルだったり。

 

 詰め込みすぎ…だと思うのは私だけでしょうか?

 

 

⑤ディズニーに影響を受けまくっている

 急に歌うよ~ 

 

 話をぶった切ってでも歌う姿はまさしくディズニーアニメ

 流石にシンフォギアの影響ではないと思いたい。題材変えろってなっちゃう!

 

 

 

 

 

 

まとめ

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 何だかんだ言いましたが、やっぱこのシーン/溶鉱炉にプペーラが沈むシーンを見るとクるものがありましたね…

 普通に見てもいいんじゃないですかね?保証も補償も何もしませんが。

 

 当アニメを見た結果人生が狂ってもワイや本ブログは責任を取りません。レッツ自己責任!

 

 ちなみにワイは気になる点が多々出てきてもやもやしています。

 

 

 ラーメンで例えるなら「酢豚パイナップル入り」ですね。

 しかも注文したのは「ざる蕎麦」でしたよねってオチ付き。

 

 

 

 

 

 

 クソグラフ君は休載です

 アレはテレビシリーズだけにしたい親心

 

 

 

 

 

 

 さて、如何だったでしょうか!!

 

 本作は結構気合入れて作られている様子なので、アニメーションだけを求めるなら割とオススメですよ。

 中身については自己責任で!

 

 

 もっかい見ようと言われたら断りますが。

 

 

 さてさて今回は番外編でした。

 次回は予告通りにできるよう邁進しますゾ!

 

 てことで「4」か「8」、お楽しみにしてくんなまし?

 

 

 それでは次回でお会いしましょう。

 いじょっ!おやつみ!!