クソアニメを見よう(提案):賢者の孫
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
好きなガンダムは「ガンダムTR-6ウーンドウォート ハイゼンスレイⅡ・ラー」な墨鵺(すみぬえ)と申します。
いきなり名作が登場しましたがクソアニメのお時間です。
第2回目な今回も知名度は高いあいつです…
※私個人の感想が大量に含まれます、鵜呑みにせず自分の目で確かめましょう!
賢者の孫
第1回の異世界スマホと同じく、現在はdアニメストア加入かレンタルでの視聴となる模様
お目次はこちらですわ!
・原作や歴史
公式サイト様:http://kenja-no-mago.jp/
2015年より「小説家になろう」にて連載開始、2020年7月現在で201話まで投稿済みで連載中、大御所ですね!
2015年7月より「ファミ通文庫」にて書籍化、2020年3月に12巻が発売、ナガイネ!!
2016年11月より「カドカワコミック・エース」にて漫画連載開始、2020年7月に14巻が発売。
また外伝作品として「賢者の孫 Extra Story」「賢者の孫SP おうじょさま奮闘記」「賢者の孫SS」なども書籍・漫画が展開中。
2019年4月~6月にアニメとして放送、今回はここを取り扱います…。
・主な登場キャラ
ご尊顔は公式サイト様のものですわよ!
本作の主人公・孫太郎さんにして当作品の一番の問題点。
「またオレ何かやっちゃいました?」というネットスラングの生みの親。
所感で書きますが、この人こそ本作の掴みを失敗する原因・戦犯です。
???「瑠璃ア!なぜ瑠璃アがここに…
逃げたのか?自力で脱出を?瑠璃ア!」
(無言の腹パン)
ということで本作のメインヒロイン・ルリア(JKのすがた)です。「キングスレイド」のリリアと呼ぶ人もいるかもしれない。
あなたはどっち派?
よく見るとどっちも全然似てないですね…?
本作の重要キャラ3人目のオルガです。キボウノハナー
この人の存在でシナリオが進んでいきます。
他にもキャラはたくさん登場しますが、ここでは”些末”な人としますので悪しからず。「アニメ」において重要度は限りなく低く、正直どうでもいい人達です。
原作?しりゃん!
…えっ紹介キャラ3人?
・所感・感想
前回に引き続き高い知名度を誇る迷作ですね、特に「またオレ何かやっちゃいました?」という迷言はなろう系アニメの歴史に刻まれてしまいました。
本作を評するならば、
「主人公の設定のせいで全部台無しにしてしまっている「BASTARD!!」」
でしょうか。
BASTARD!!って何ぞや?という方に説明すると、「今の週刊少年ジャンプが月刊だった時代に連載されていた、今なお連載中で芸術の域に入りつつあるマンガ」でございます。詳細が知りたかったら調べてみよう!
まずなろう系の特徴から審査です。
- 主人公がなんやかんやあって異世界へ転生する:しましたね
- 転生先の異世界でめっちゃ強い存在になる(される):なりましたね
- 誘われるかのように女の子が登場する、もちろんベタ惚れ:ヒロインが出ましたね
- 基本主人公はどういう性格・行動であれ「いい人、優しい人」と評価される:評されましたね
- 求愛は基本:婚姻までいきましたね
- 2期もイケますよ!と匂わせて放送終了:全然いけますどころか話何も片付いてない!
こうやって確認すると王道を往ってますね、野獣先輩くらい王道を往ってます。
もちろん作品の是非は皆様に視聴してもらって確認してほしいです。
ノンケ向け作品なのでホモへの受けは悪そうですが。
ーーこっからちょい真面目ーー
まず本作、「主人公が異世界転生した」設定のせいでいきなり破綻しています。
孫太郎は元日本人のサラリーマン…という設定があり、現代にいたおかげで様々な自然科学技術・知識を継承し、つよつよのつよ魔法(魔法の原理は自然法則に則ってる感じ)を行使できる…ということなんですね。
・ここで1つ引っかかるのが、「日本のサラリーマンが地形変えるほどの魔法使って『またオレ(ry)』になるのか???」という点。孫太郎がグンマーの民だった説があれば何となく納得できるかもしれない。でもそういう描写はない。
つまり日本人なのに地形変えるほどの能力をおかしいと思っていない、ということ。「元日本の重機が転生」だったら分かるノリですよね?
・次に引っかかるのが、「元人間の魔人に対して『人間を殺すなんて…!』みたいなことを言いつつ、親玉(人間)には殺意の塊みたいな強い魔法を打ち込む」という点。親玉も中々のクソ野郎発言をしてたので、それに激昂したと言えばそうなのでしょうが…。
上の2点は色々な批評にある通りなので誰でも感じることなのでしょうが、この点を疑問として残しつつ見ると12話の当アニメはまず間違いなく低評価になるでしょう。
一応相当深読みしていくことで解決はしそうなのですが、ちょっと長くなるので後述。
ではこの2点を取り敢えず置いといて評してみます。
「昔のジャンプかよ」
…こうなっちゃう。
???「正に圧倒的ィ!」なキャラは一昔前のジャンプを想起させます。それこそダーク・シュナイダーが孫太郎のモチーフですって言われても納得できるくらい。
敵さんの親玉を焼こうとした魔法は「ブラゴザハース」
街にPOPした魔人を成敗する指ビーム魔法は「ハーロ・イーン」
(もしくは幽遊白書の霊丸かもしれない)
懐かしのキャラが現代に蘇ったとして受け入れられるかは別の話。
ダーシュはあの救いの全くない世界でこそ強くあって欲しいのです。
少なくとも、私はこの作品を「BASTARD!!」のn番煎じ以上には受け取れませんでした。過去の知識が現在を蝕むスタイル。
・深読みのコーナー!
・『またオレ(ry)』の考察
孫太郎は幼児時代から賢者夫婦に育てられた
→そのまま育った孫太郎は賢者夫婦が「普通」の存在であると誤認する
→老練な賢者夫婦が普通の孫太郎、周りもそういう人物ばかりだと思う
→故に皆が強大な存在だと勘違いし、自身が”おかしい”ことに気付かなかった
→誰でもできると思っていることを実施しただけなので、「またオレ(ry」の発言が出てきてしまった
・殺意の考察
孫太郎は基本優しい性格をしている
→ので、純粋な悪意を許すことができない
→元人間さんは悪意の中にも様々な感情(嫉妬や羨望に近いモノ)があり、強襲されたこともあり許容や余裕等々がなかった
→一息着いたところでの親玉、孫太郎の性格が全面に出た結果があの殺意になった
こんな感じでしょうか。
・まとめ
視聴中はこういう顔になる(なれる)作品
ラーメンで例えるなら「ふがし」ですね。
カテゴリ違いすぎてて訳分からんですが、これ以上に評するところがないです。
キャラクター達自体は可愛らしいので多少の甘味成分くらいはありまぁす!
そろそろ閉店のお時間となってきました。
如何でしたでしょうか!
この作品は色々と問題も多いですが、知名度が相当あるのも事実。
何だかんだ言って視聴している人が多いのは評価されてもいいかもしれませんね!
次回も地獄が続きます、良ければお付き合いくださいませ😎
いじょっ!おやつみ!!